本文へスキップ

hentai-pedia

戦後日本のSM 文学を、奇譚雑誌の片隅から大衆書店の棚にまで押し上げた一人の作家がいる。本名・黒岩松次郎、1931 年滋賀県彦根市生まれ。代表作『花と蛇』は 1962 年に発表され、後に何度も映画化・AV 化 され、現代の緊縛SM 表象の系譜を決定づけた。それが団鬼六である。

団鬼六(だんおにろく、本名・黒岩松次郎、1931 年 9 月 16 日 - 2011 年 5 月 6 日)とは、戦後日本の代表的SM 小説家・劇作家・舞台演出家である。本項では生涯、奇譚クラブ時代、『花と蛇』を代表とする緊縛文学の確立、原作の映画・AV 化、晩年の囲碁・将棋雑誌出版業との関わり、を扱う。

生涯

滋賀県彦根市出身。関西大学法学部を卒業後、英語教師、雑誌記者などを経て、1958 年に短編「黒い門」で奇譚クラブ に投稿し作家活動を開始した。1962 年、同誌に『花と蛇』を連載開始。これが団鬼六の代表作となり、戦後 SM 文学の方向性を決定づけた。

1960 年代から 1970 年代にかけて『真夜中の妖精』『不貞の季節』『獣のごとく』など多数の長編を発表。書斎の作家にとどまらず、舞台演出・脚本・実演プロデュースなど多方面で活動した。1990 年代以降は囲碁・将棋雑誌『将棋ジャーナル』の経営も手がけ、文芸と将棋を二つの軸とする独自の活動を展開した。2011 年 5 月 6 日、食道癌のため死去、79 歳。

文学的特徴

団鬼六の SM 小説の特徴は、(1) 緊縛SM の身体描写の精緻さ、(2) 物語構造としての加害者・被害者の主従関係の倒錯と再構築、(3) 戦前の日本的審美観(芸事・道行・浮世絵的構図)の SM 場面への投影、(4) 抒情と暴力の交錯する文体、にある。

『花と蛇』は資産家令嬢の緊縛 調教を主題にしながら、被害者側の心理変容を内面描写する構造で、単なるサディズム描写を超えた文学作品として読まれた。後のSM 文学・AV の物語構造に直接間接の影響を与えたとされる要出典

映像化

『花と蛇』は、1974 年に小沼勝監督・谷ナオミ主演で日活ロマンポルノ化されたのを皮切りに、複数回映画化された。2004 年には石井隆監督・杉本彩主演でリメイクされ、シリーズ化された。AV 化作品も多数製作され、現代日本のSM 表象 における原典的地位を占めている。

団鬼六原作の映像化は、日活ロマンポルノピンク映画 ・V シネマ ・AV の各分野で連綿と続き、日本の性表現メディア史の一本の柱を形成している。

影響

団鬼六の文学的影響は、(1) 後続のSM 作家(沼正三・吾妻郁三郎・須磨利之など)の方向性、(2) 緊縛師 ・緊縛 実演芸術の確立、(3) AV の SM ジャンル(アタッカーズ等)の物語構造、(4) 日本国外への翻訳紹介を通じた西洋 BDSM シーンへの影響、に及んでいる。

戦後日本の性表現を、奇譚雑誌の周縁から大衆書店・映画館・家庭ビデオへと拡大させた媒介者として、文学史上の位置づけが定まっている。

関連項目

最終更新

✎ この記事の修正を提案

参考文献

  1. 団鬼六 『団鬼六 全集』 幻冬舎 (2011)
  2. 団鬼六 『花と蛇』 奇譚クラブ初出 1962年 (1962)
  3. 『団鬼六追悼号』 新潮45 (2011)
  4. 『団鬼六が死んだ! SM文学の巨星墜つ』 朝日新聞デジタル (2011) https://www.asahi.com/

別名

  • 団鬼六
  • Dan Oniroku
  • 黒岩松次郎
人気のエロ単語 Hentai Words

麻美ゆま あさみゆま / asamiyuma

人物

朝丘雪路 あさおかゆきじ / asaokayukiji

人物

AV男優 えーぶいだんゆう / eebuidanyuu

人物

バイセクシュアル ばいせくしゅある / baisekushuaru

人物

美少女 びしょうじょ / bishoujo

人物